“ぼく”
灼熱のように暑い季節、夏。
極寒の如く寒い季節、冬。
この2つの季節に欠かせない家電製品、エアコンはお馴染みほとんどの家庭で使われています。
空間ごと気温を調整する優秀な家電製品ですが、効果範囲が広いがゆえに電気代の心配をしている人も少なくありません。
実際、真夏と真冬になると電気代が跳ね上がります。
春や秋の電気代は約8~9,000円に対して、真夏だと10,000を、真冬なら12,000円を超えます。(全国平均)
夏に使う機器は扇風機とエアコンくらいですが、冬は床暖房にエアコンにコタツにストーブとあらゆる機器を複数使うので、冬のほうがやはり高めですね。
特にエアコンは夏と比べて冬の方が室内温度と設定温度の差が大きくなりがちなので、より電力が使われます。
では、エアコンを節約、節電するにはどうすればいいでしょう?
“ぼく”
“マニーハッくん”
“ぼく”
目次
夏のエアコンはつけっぱなしが一番電気代の節約!?正しい使い方とは?
夏の暑さを乗り切るならやはりエアコンは必須ですが、どうしても電気代がもったいないということで、エアコンをあえてつけず極限まで我慢する人もいます。
しかし、本当にそれで節電出来ているのでしょうか?
暑さの苦痛と節電の差額が割りに合っていますか?
今回は、金額以外のことも視野に入れ、結果的に一番節約出来る方法についてお話していこうと思います。
電源をつけたり切ったりは電気代はもったいないって本当?
エアコンはONにする度に消費電力が非常に大きく消耗します。
設定温度まで室温を下げる時が最もパワーを使うので、電気代がよりかかってしまうわけですね。
他にも、室外機の周りに物を置くと、その物が室内の熱を逃す妨害をする為、消費電力が高いままになってしまいます。
さらには、フィルターを2週間に1回は掃除してやらないと、冷やすための電力が多く必要になるので掃除も欠かせません。
そういった色々な要因や誤った使い方がエアコンの電気代を上げてしまっているわけですね。
- エアコンはつけたり消したりするほど電気代がかかる
- 室外機の周りに物を置くと消費電力が大きく消費され、電気代がかかる
- 2週間に1度はフィルターを掃除する
つけっぱなしは本当に節約になるの?
まずはこちらを御覧ください。
クーラーつけっぱに罪悪感あったけど、これからはずっと付けとくわ。 pic.twitter.com/itS2Dg6Dxn
— 床 (@jz5hz0026) August 11, 2020
注目すべきは、電気代などではありません。
熱中症による治療費です。
エアコンをつけず我慢して過ごす人に限ってだいたい熱中症になり、年齢が高いほど熱中症になりやすいです。
保険が適用されても、自身の負担額はおよそ10,000円を超えることもあります。
しかし、1日14時間エアコンをつけた場合、設定温度にもよりますがおよそ300円程度です。
万が一熱中症になってしまった場合のほうが、圧倒的にお金が消費してしまうんです。
節約がしたいのに熱中症になってまってはまさに本末転倒。
熱中症はゆで卵と同じです。
生卵ってゆで卵に調理できますが、
ゆで卵から生卵に戻すことって出来ないですよね?
熱中症って、それと同じで
脳の細胞が壊れて元に戻らなくなるのと同じなので、最悪死に至ります。
つまり、莫大な費用がかかるリスクを背負うくらいなら家にいる時はずっとエアコンの冷房をつけっぱなしにしている方が安上がりというわけですね。
ただし、家を空ける場合、30分以上家に誰もいない状態になるならエアコンは消したほうが安くなります。
当然ながら、ただずっとつけっぱなしよりも1時間、2時間でも消していたほうが安いです。
あくまで、エアコンは我慢せずに使いましょう。ということです。
熱中症は油断していると本当に急に来るので、どうか気をつけてお過ごしください。
冷房をつけっぱなしにするメリットとデメリットとは?
幅広い視野で見て、つけっぱなしにするメリットもあれば、時にはデメリットも存在することをお話していきます。
メリット
まずはメリットから見ていきましょう
30分以内の外出程度ならつけっぱなしのほうが安い
つけたり消したりを「頻繁に」行う使い方は良くないというくらいで、
30分以上家に誰もいない状態になるなら消してしまったほうが良いです。
熱中症による無駄な出費(治療費)のリスクが極めて下がる
エアコンを我慢して熱中症になった人が搬送され、
結果的に電気代を軽く超える治療費を出している人は少なくありません。
デメリット
続いて、デメリットを見ていきましょう。
エアコンの寿命が加速する
エアコンはつけっぱなしの方が確実に電気代は安くなりますが、
常時稼働している分エアコンそのものの寿命は着々と減っていきます。
目に見えて早く故障するってわけでもありませんが、
頭に入れておく必要があるでしょう。
体がだるくなる
睡眠時、室温を下げすぎると体がだるくなります。
睡眠している時は体温が低下するため、
無駄に冷やすと血行が悪くなって体がしんどくなるわけですね。
他にも、ある程度暑さに慣れておかないと、体の温度に対する耐性が低く、ちょっとの暑さで熱中症になりやすくなるので、室温は26~28℃くらいが理想と言えます。
治療代を浮かせるという意味で節約するためにも、エアコンはつけた状態で寝ましょう。
まとめ
電気代的には、『熱中症発症時の治療費 > エアコン・冷房の電気代』 のほうが節約度が高いということがわかりました。
家を、目安として30分以上空けるならエアコンは切ったほうが節約になりますし、反対に家にいるなら常時つけて熱中症回避に専念したほうがいいです。
家の中でも日陰でも簡単に熱中症になりますので、塩分タブレットと水の定期的な摂取も忘れずにおきましょう。
また、究極の選択肢として、電力会社のプランを見直すことで根本的に安くなる可能性もあります。
ひとまず、体調管理をしっかりすれば無駄な出費はなく、最も節約になりますよというお話でした。
“ぼく”
“マニーハッくん”
“ぼく”