“ぼく”
わかりやすく知りたいな。
確定拠出年金制度のある会社に勤めているけど、入るべきか迷っていませんか?
せっかく会社に確定拠出年金制度があっても、よく内容がわからないため加入を見送っている会社員はとても多いです。
加入するかどうかは本人の希望次第ですが、運営手数料が会社負担であったり給与天引きで手続きが簡単であるなどメリットはたくさんあります。
そこでこの記事では、企業型確定拠出年金制度についてメリットとデメリットをわかりやすく解説します。
企業型拠出年金への加入を検討している方は、ぜひご覧ください!
目次
企業型確定拠出年金(DC)とは?
確定拠出年金には企業型と個人型の2つの種類があり、この記事ではそのうちの企業型確定拠出年金について解説しています。
企業型確定拠出年金は、およそ会社員の5人に1人は加入している企業型の確定拠出年金で、企業型DCとも呼ばれます。
個人型と違い、毎月会社が一定の掛け金を拠出し、運用は加入者である従業員自身が行います。
「企業型」と呼ばれるように会社に勤務している会社員がこの制度の対象ですが、会社がこの制度を導入していないと入ることはできません。
メリットがたくさんある一方でデメリットもあるので、次から詳しく説明していきますね。
企業型確定拠出年金(DC)のメリット
最初に、DCのメリットから説明していきます。
1.運営管理機関への手数料はすべて会社負担
確定拠出年金は、以下それぞれに手数料がかかりますがすべて会社負担になります。
・加入時(初回のみ)
・納付時
・還付時
・証券会社への運営手数料
加入時以外は都度手数料がかかるため、結構バカにならない金額になります。
それをすべて会社が負担してくれるメリットは大きいです。
2.税金の軽減メリットが大きい
掛け金は非課税になるため税金、社会保険料がかかりません。
そしてD Cの運用収益も非課税です。
積立金を受け取る時は課税になりますが、一時金として受け取る場合は「退職所得控除」、年金として受け取る場合は「公的年金等控除」を受けることができます。
なにかと税金を搾取されるサラリーマンには嬉しい制度ですね。
3.貯金ができる
基本的に60歳まで引き出すことができないので、強制的に貯金ができます。
掛け金は毎月給与天引きで、会社が勝手に手続きしてくれるのでラクチンです。
全体的に企業の退職金が減額されている今、退職金がわりにもってこいの制度です。
企業型確定拠出年金(DC)のデメリット
企業型確定拠出年金のメリットがいろいろある一方で、デメリットは主に次の3点になります。
1.厚生年金等の受給額が減る
掛けた金額分給与水準が減ることで、標準月額報酬が下がります。
毎月の保険料の支払いが減額される一方で、将来受け取る厚生年金の受給額が減るというデメリットがあります。
2.運用次第ではマイナスになる
どの商品を選んで運用するかは自分で決めなければなりません。
そのため、掛け金よりマイナスになっても自己責任となります。
3.中途解約ができない
原則、途中で解約(脱退)ができず60歳になるまでに給付を受けることはできません。
もし会社を退職した場合、転職先に企業型D Cがあれば移換して継続することができますが、ない場合は個人型(iDeCo)への変換手続きを自分で行うことになります。
まとめ:手数料会社負担、給与天引きで簡単なDCに入ろう!
この記事では、「企業型確定拠出年金に入るべき?メリット、デメリットをわかりやすく解説」というテーマでお伝えしてまいりました。
確定拠出年金は国が用意してくれた優遇されている制度ですが、商品の選び方や運用方法によっては不利になる場合もあります。
とはいえ、老後の資金準備に活用するにはとても向いている制度です。
デメリットもありますが、基本的には入るメリットの方が大きいので早めの加入がオススメです。
“マニーハッくん”