“ぼく”
今50歳なんだけど、これからiDeCoを始めるのってもう遅いよね?
現在、iDeCo(個人型確定拠出年金)に加入できる年齢は20歳以上60歳未満となっています。
そのため、ある程度の年齢の方は「今さら加入してメリットあるの?」と考えちゃいますよね。
でも、そんな心配は必要ありません。
なぜならiDeCoは短期間の加入でもメリットのある商品である上に、加入可能年齢の延長が予定されているから。
そこでこの記事では50代の方でもiDeCo加入をおすすめする理由を解説します!
また、2020年度税制改正における加入可能年齢の拡大についてもご案内します。
“マニーハッくん”
年齢を理由に個人型DCへの加入をためらっている方は、ぜひ参考にしてみてね!
目次
50歳以上からでもiDeCoに入るメリットを3つ紹介!
積立期間が少ないから50代でiDeCoに入る意味ないよね、なんて思っていませんか。
確かに若いうちからコツコツと積み立てができるので、iDeCoの加入期間が長い方が有利です。
しかし、例え加入期間が短くても次のような利点があります。
・節税効果がある
・老後資金が貯まる
・加入可能年齢が65歳まで延長される
一つずつみていきましょう。
節税効果がある
iDeCoの大きなメリットは、税金の軽減と運用益が非課税になることです。
とは言っても、利益が出なければ運用収益の非課税という恩恵は受けられません。
でも、利益が出なくても掛けた金額分、住民税と所得税を減少させることができます。
例えば、年収700万円のAさんが毎月23,000円の掛金を積み立てた場合、1年で約83,900円も所得税・住民税が軽減されます。
引用:SBI証券
10年もあれば数十万円の節税になっちゃいます!
老後資金が貯まる
iDeCoに入らなくても自分で毎月貯金するからいいや、という方もいらっしゃるでしょう。
でも、突発的な支出があったりと定期的に貯金をすることは思っている以上に難しいものなのです。
例え数年間でも、強制的に貯金ができるメリットは大きいです。
加入年齢が65歳まで延長される
2020年度税制改正により、2022年5月以降は65歳までiDeCoに加入できるようになります。
これは、次の項目で詳しく説明していきますね。
ところでこれまでメリットを3点ご紹介しましたが、50歳以降の方に向けた大事な注意点があるのでお伝えします。
年金の受け取りにはiDeCoへの通算加入期間が10年間必要です。そのため、60歳時点で加入期間が10年に満たない場合は受給開始年齢がその分繰り下がります。
詳しくは、iDeCo公式サイトをご覧ください。
2022年5月からiDeCoへの加入可能期間が65歳までに伸びる!
2020年度の税制改正で、iDeCoの加入条件が緩和されました。
参考:財務省HP
この改正により、今まで60歳までしか加入できなかったiDeCoが5年延長され、65歳まで入ることができるようになったんです。(注:2022年5月以降)
もし現在50歳であれば、運用期間が15年になります。
15年あれば、かなりの資産構築ができるのではないでしょうか。
ちなみに、受給開始年齢も変更されています。
現行:60歳〜70歳の間
改正後:60歳〜75歳の間
ただし、国民年金被保険者の種類によって各種条件が異なるので、詳しくは厚生労働省の参考資料をご確認ください。
まとめ:50代でも遠慮せずにiDeCoでトクしよう!
今回は、「50代からのiDeCo加入はおすすめ?メリットある?」と言うテーマでお伝えしてきました。
今までiDeCoに興味があっても年齢がネックで加入を躊躇していた方に、気にする必要がないことをお伝えできていれば嬉しいです。
これを機に、1日も早く加入手続きをしちゃいましょう!
“マニーハッくん”
人生100年時代、今後も加入可能期間が伸び続けるかもしれないよね!