“ぼく”
そんな方にぜひおすすめしたいのが、インデックス投資です。
インデックス投資とは株価指数(インデックス)に連動した値動きを目指す投資手法のことをいいます。
今回はインデック投資とは何か、投資初心者にもおすすめできる理由について、またインデック投資を失敗させないためのコツについて解説していきます。
目次
インデックス投資とは
投資信託にはアクティブファンドとインデックスファンドがあります。
アクティブファンドはプロが運用して高い成績を狙うファンドのことで、平均以上の結果を出せる可能性がありますが、その逆の可能性もあります。
また平均を上回る成果を目指すためにどうしても売買頻度が高くなり、コストが高くなるので、おのずと投資信託の手数料も高くなります。
インデックスファンドは株価指数(市場全体)に連動することを目指して運用されるファンドのことで、コストが安く、運用される商品の中身が分かりやすく、市場の平均的な成績が得られます。
インデックスとは株価指数のことです。
代表的な、日経平均/日経225、TOPIX/東証株価指数、S&P500、NYダウ/ダウ平均、NASDAQ、などは聞いたことがあるのではないでしょうか。
これら以外にも世界にはたくさんの株価指数があります。
“マニーハッくん”
インデックス投資をおすすめする理由
初心者でもプロ並みの成績が期待できる
インデックス投資は市場の平均的なリターンを狙う投資方法です。平均的というと大したことのないように感じるかもしれませんが、投資の世界では平均を上回る成績を出し、それを継続するのはとても難しいことなのです。
このようにインデックスファンドはアクティブファンドよりも一貫して高いリターンを上げ続けてきました。
“マニーハッくん”
成績が良かったファンドはあっても、それは結果論でしかないんだよ。
少額で広範囲の投資が可能
昔は「投資はお金持ちがするもの」でしたが、金融法制が整備され、様々な金融商品がうまれ、インターネットの普及により、現在では一般人でも数百円~数千円程度でお手軽に様々な資産に投資ができるようになりました。
“ぼく”
難しい投資知識がなくてもできる
インデック投資は市場全体の成長に期待して投資する方法なので、個別銘柄の選択スキルはいりません。
全く勉強が必要ないわけではありませんが、個別株の売買やFX取引、不動産投資などと比較するとはるかに専門的知識が少なくて済みます。
時間をとられない・税法上有利
株式投資というとTVや映画の影響から、画面に張り付いてチャートやグラフを見て売買するデイトレードをイメージする人も多いと思いますが、インデックス投資はそういうものではありません。
“マニーハッくん”
頻繁なトレードで時間をとられることも無ければ、日々の株価の値動きに一喜一憂する必要もありません。
また通常、株取引で利益をあげた場合にはその利益に対して税金がかかりますが、この場合、頻繁に売買を行わないので、最後に売却するときまで課税されることはありません(つみたてNISAやiDeCoを使うとさらにお得)。
失敗しないためのコツと注意点
ではそんな魅力的なインデックス投資ですが、失敗しないための注意点についてもお話しておきましょう。
自分のリスク許容度を正確に知る
投資でいうリスクとはリターンの振れ幅のことです。
つまりリスク許容度とは収益がマイナスに振れた場合、精神的にどれくらいまでなら損失に耐えられるかということです。
リスク許容度はその人の年齢・家族構成・収入水準・資産水準・投資経験・性格などによって異なるので、本人にしか測ることができません。
“マニーハッくん”
株価の上げ下げが気になって落ち着かないという人はリスクを取り過ぎているということです。
投資をする上で暴落は必ずあります。そして一度暴落が起きると資産が半減したりすることもあるのです。
ですからリスク許容度だけは自分自身でしっかりと見極める必要があります。
少額から少しずつ投資を始めて、このくらいなら絶対大丈夫、これくらいだと気になって心配だなという自分の感覚を少しずつ経験していきましょう。
そして迷ったら保守的な方を選び、リスクの取り過ぎた投資をしないように気を付けることが大切です。
リスク許容度に応じたポートフォリオを組む
ポートフォリオとは投資している資産の組み合わせのことをいいます。
自分のリスク許容度を理解したら、次はそれに合わせた低コストで広範囲に分散されたインデックスファンドを選択しましょう。
ここで大切なのはそれぞれの資産クラスがどれくらいの振れ幅があるかを知ることです。
最初は誰でも分からないことですので、こちらも少額から始めて自分の資産の値動きを見ながらだんだんと肌感覚で慣れていくといいと思います。
“ぼく”
一括投資せずに投資タイミングを分散させる
さあ、いざ購入!という時についてですが、
相場がいつ上がるのか下がるのか、いつ買えばいいのかなんてことは誰にも分かりません。ですから購入タイミングを計ることにあまり意味はありません。
特に投資初心者であれば、定期的に一定金額分を購入するドルコスト平均法がおすすめです。これにより資産の平均取得価格を有利にすることができます。
つまり株価が割高になっているときは購入量が減り、割安になっている時には購入量が増えるということです。
“マニーハッくん”
短期の変動は超長期で見ればノイズに過ぎません。
長期的に資産価値が上昇し続けると思える投資であれば、投資タイミングの分析は不要です。
どんな時でも投資を継続する
インデックス投資は長期投資が大前提で、やめさえしなければ高い確率でいつか勝てるという投資手法です。
インデックス投資の理論はノーベル経済学賞を受賞しており、理論的かつ信頼できる投資手法です。
また過去数十年の米国株式市場のデータから見ても、15年以上の長期投資はマイナスにならないことが実証されています。
大暴落が起きると誰でも不安になりますが、定期購入をストップさせたり売却したりせずに、ただ淡々と定期的に定額購入することを続けましょう。
“マニーハッくん”
定期的なリバランスを
ポートフォリオを作ったあと、相場変動などで変化した投資比率を見直すことをリバランスといいます。
値上がりした資産を売り、値下がりした資産を買い増す作業のことです。
リバランスを定期的に行うことでポートフォリオを理想の比率にメンテナンスし、自分のリスク許容度に応じた投資を継続することができます。
まとめ
以上がインデックス投資のおすすめ理由や注意点になります。
インデックス投資のポイントは、とにかく長期間売らずにコツコツ積み立てていくことです。
これから投資を始めようと思っている方には最も敷居が低く、合理的な判断になると思いますので、ぜひ参考になれば嬉しいです。