新型コロナウイルス発生前と比べると、私たちのライフスタイルは少なからず変化があったのではないでしょうか。
自粛生活のなか、ワークライフバランスについて考えるようになった人も少なくないようです。
特にテレワークの経験がある人は、仕事より生活を重視するようになった・地方移住について考えるようになったようです。
目次
【U・I・Jターン】地方移住って?
地方移住とは、文字通り「地方に移住すること」。
地方移住には3つのパターンがあります。
①Uターン
地方から別の地域に移り住み、また元いた地方に戻ってくること。
②Iターン
生まれ育った場所(主に東京などの大都市)から、地方に移り住むこと。
③Jターン
地方から別の地域(主に東京などの大都市)に移住し、元いた地方の近くの地方都市などに移り住むこと。
また、「地方移住は気になるけれど、仕事や家庭の事情で完全移住はちょっと無理…」という人には、二地域居住というスタイルもあります。
月に1度や週末だけ、といった形で地方に移住すること。
移住先では賃貸物件やセカンドハウスで生活します。
もともとこのスタイルで生活していれば、定年後に完全移住したい時にもそのまま移住できてスムーズですね。
【失敗しないために】地方移住のデメリットも知っておこう
「田舎暮らしは時間の流れがのんびりしていて、穏やかに暮らせる」
「自然に囲まれた環境で子育てができる」
そんなイメージがあるかもしれません。
ただし、地方に移り住むことはメリットだけではないことも理解しておきましょう。
- バスや電車など公共交通機関が充実していない、マイカーが必要
都会と違い、電車やバスは1時間に1,2本しかないことも多いです。自家用車がないと不便である可能性があることを忘れずに。
- 雪の積もる地域や台風の多い地域など、地域により気候の影響が大きい
除雪や路面凍結は想像以上に大変です。寒さも厳しいため光熱費も高くなる可能性があります。
- 仕事の選択肢が少ない、賃金が都会と比べて安い
都会に比べ、どうしても選べる職種や仕事の数自体が少ないです。そのかわり農林漁業など地方でしか携われない業種も。
- 中古物件のリフォーム費用がかかる場合も
安価な中古物件を手に入れられても、住める状態にするにはリフォームが必要になるかもしれません。
他にも、移住したい地域によりデメリットは様々ありえます。
そこもしっかり検討したうえで、本当に移住できるのか判断しないといけませんね。
田舎暮らしをお試し体験してみる【マッチング】
実際に地方で暮らしたことがないと、そのメリットやデメリットはなかなか実感することができませんね。
- 田舎暮らしは憧れるけれど、移住してちゃんと生活できるのか不安
- そもそも田舎暮らしがどんなものかわからない
- 移住したい地域は決まっているから、短期間で実際に経験してみたい
そんな人のために、「お試し移住体験ツアー」というものもあります。
いろんな地域にお試し体験して、自分に合った場所を見つけるのも楽しいかもしれません。
移住を受け入れたい地域と移住したい人とを繋ぐマッチングサイトもあります。
もう少し長期で滞在してみたい。という人は、地域おこし協力隊になるという選択肢もありますよ。
1年~3年程度の期間、その地域で生活しながら地域活性化のために活動します。
地域に密着した生活をすることで、その場所に愛着が湧きそうですね。
地方移住には支援制度も
東京23区から東京圏外に移住し、移住支援事業の対象となっている中小企業等に就業した場合には、移住支援金が受けられます。
移住するには、意外とお金がかかります。
こうした支援制度を上手に活用できるといいですね。
「働き方」が多様化してきたこの時代、「自分らしい暮らし方」も改めて考えてみてはいかがでしょうか。