2020年9月16日、菅内閣が誕生しました。
そして、翌日17日に携帯電話料金の値下げについて言及がありました。
「国民の財産の電波の提供を受け、携帯電話の大手3社が9割の寡占状態を長年にわたり維持して、世界でも高い料金で、20パーセントもの営業利益を上げ続けている事実」
菅総理は世界と比較して、日本の携帯料金が高いと語っています。
“ぼく”
このような、疑問を持ちませんか?
この記事では、海外と日本の携帯電話料金を比較してみました。
目次
海外と日本の携帯電話料金の比較
今回の比較は、ICT総研が出しているデータを元に行います。
ICT総研の調査では、日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、韓国の6か国の比較で行っています。
各国の携帯電話事業者の料金プランのデータは次のようになります。
出典:ICT総研
※ 2020年3月1日現在のデータ
※調査対象企業は、この通りです。
日本:NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、
アメリカ:Verizon、AT&T、T-mobile、Sprint、
イギリス:O2、EE、Vodafone、3、
フランス:Orange、Sosh、SFR、RED、Free、Bouygues、
ドイツ:O2、Blau、Vodafone、Otelo、Telekom、
韓国:SKT、KT、LGU+
※携帯電話料金は、各国の調査対象事業者の月額平均料金。一定期間を対象とする割引がある場合には、24ヶ月に平準化した数値。金額は「税込」を「購買力平価換算」で円通貨に換算した。
このデータを見てみると、欧州(イギリス、フランス、ドイツ)は携帯電話料金が低いですね。
また、アメリカと韓国は6か国の平均より高いです。
日本を見ていると、この6か国の平均値ぐらいになっています。
“ぼく”
海外と日本の通信品質の比較
携帯電話料金だけ比較しても意味ないですね。
次に、通信品質についても比較してみます。
先ほどと同じで、ICT総研の調査結果を元に見ていきましょう。
- 4G接続率
- ダウンロード通信速度
①4G接続率
出典:ICT総研
4G接続率を見てみると、次のようになります。
日本:98.5%
韓国:98.3%
アメリカ:96.1%
イギリス:89.2%
フランス:86.0%
ドイツ:85.8%
比較してみると、4G接続率は欧州が比較的悪く、アメリカ、韓国、日本は比較的良いと言えますね。
②ダウンロード通信速度
出典:ICT総研
ダウンロード通信速度を見ていると、次のようになります。
韓国:59.0Mbps
日本:49.3Mbps
ドイツ:28.7Mbps
フランス:28.6Mbps
アメリカ:26.7Mbps
イギリス:22.9Mbps
比較すると、韓国が一番で、次いで日本になっています。
2位と3位以下はかなり差がありますので、韓国と日本がすごい事がわかりますね。
<まとめ>日本の通信回線は中程度の料金で高品質!!
まとめると、次のようになります。
- 日本の料金は主要6か国の平均ぐらい(中程度の料金)
- 4G接続率はトップ(高品質)
- ダウンロード通信速度は2位(高品質)
このようにして比較して見てみると、日本の携帯電話料金は適性価格だと思いませんか?
“ぼく”
今以上に安くなるなら利用者は嬉しいですね!
今後の大手携帯電話会社(ドコモ、au、ソフトバンク)に期待ですね。