【年金】結局いつから貰えば1番お得?

今回は年金の受給を開始する時期について考えていきましょう。

年金のもらい方には「繰り上げ受給」や「繰り下げ受給」

といった方法がありますが、いつから受給すればお得になるのでしょうか。

年金の受け取り方

公的年金の老齢基礎年金と老齢厚生年金は

「繰り下げ受給」と「繰上げ受給」が可能です。

「繰り下げ受給」または「繰り上げ受給」を行なうと

将来もらえる年金額が増額されたり減額されたりするので

しっかり理解しておくことが大事です。

 

繰り下げ受給

年金の受給開始年齢を65歳より遅らせることです。

可能な限り働き続け所得のある間は年金の受給をしません。

そうすることで貰える年金額が増えます。

 

繰り下げ受給開始時の増減額

66歳から受け取る場合:+8,4

67歳から受け取る場合:+16,8

68歳から受け取る場合:+25,2

69歳から受け取る場合:+33,6

70歳から受け取る場合:+42,0

65歳時に貰える額を基準

 

繰上げ受給

年金の受給開始年齢を65歳よりも早めることです。

60歳から年金を受け取る事ができますが

その分、貰える年金額は減ります。

 

繰上げ受給開始時の増減額

60歳から受け取る場合:−30

61歳から受け取る場合:−24

62歳から受け取る場合:−18

63歳から受け取る場合:−12

64歳から受け取る場合:−6

65歳時に貰える額を基準

 

どうすれば得になる?

では実際に「繰り下げ受給」と「繰り上げ受給」でどれくらい増減するのでしょうか?

「65歳から20万円の年金をもらえる人」を例に見ていきましょう。

どれくらい増減するのか

5年繰り下げて70歳からもらった場合、284千円

5年繰り上げて60歳からもらった場合、14万円

を亡くなるまで貰えることになります。

では、その年金額をもらった場合、何歳まで生存すれば

通常受給の65歳よりも得になるのか見ていきます。

 

どれくらい生存すれば得になるのか

5年繰り下げて70歳からもらった場合、82歳以上生存すれば得をし

5年繰り上げて60歳からもらった場合、77歳以上生存すれば損をしてしまいます。

 

“マニーハッくん”

平均余命(男性84歳、女性89歳)から考えると

公的年金は繰り下げ受給を選んだ方がお得の場合が多いですね。

 

年金にかかる税金

年金について忘れてはいけないことがあります。

それは、年金にも税金がかかるということです。

 

年金は、雑所得として扱われ「所得税」と「住民税」がかかり

2つの税金はあらかじめ年金から引かれた状態で支給されています。

 

所得税の場合

雑所得にかかる税率は5,105%です。

税率は一定なのですが、

65歳を境に控除の計算方法が変わります

 

65歳未満の控除額

701円〜1299999円は70万円

130万円〜4099999円は37万円

410万円〜7699999円は78万円

770万円以上は155万円

年間70万円までは無税

 

65歳以上の控除額

1201円〜3299999円は120万円

330万円〜4099999円は37万円5千円

410万円〜7699999円は785千円

770万円以上は1555千円

年間120万円までは無税

 

簡単に言うと65歳未満は控除が小さく65歳以上は大きくなります。

 

“マニーハッくん”

引かれる金額が大きくなるのですから

同じ年金額でも65歳以上は所得税が安くなってきます。

 

MEMO

住民税についても同じで

65歳未満と65歳以上では控除額に差があり

65歳未満は税額が大きくなってきます。

※地域によって税率などは異なります。

繰り上げ支給は年金の支給額が減るだけではなく税金も高くなります。

しかし、持病がありどう考えても平均寿命までは生きられないとか余命宣告をされている人は

繰り上げ請求をする方が得であることも考慮するべきでしょう。

 

まとめ

公的年金の老齢基礎年金と老齢厚生年金は

繰り下げ受給と繰上げ受給が可能で

平均余命から考えると繰り下げ受給を選んだ方がお得の場合が多いです。

また、年金には税金もかかるということも考慮しておきましょう。