“ぼく”
CMやWEB広告でよく見かける「初回割引〇〇%!」「実質無料」など、通常価格より大幅に値下げされた商品をみたことはありませんか。
おもわず、広告の良さや、安さにひかれて購入をしたくなる気持ちはわかりますが、ちょっと待ってください。
“マニーハッくん”
特にSNS上の広告・動画広告では、商品の効果や低価格が強調されているため、消費者は、定期購入が条件であること等を十分に認識しないまま購入してしまうケースがあとを絶ちません。
定期購入では各社によってルールが異なるため、お得に試したつもりだったのに、続々と送られてきて、「逆に損をしてしまった」「〇回以上の取引がないと違約金を取られる」などのトラブルも発展しがちです。
ただし、定期購入は注意すべきことを踏まえて契約すれば、お得にお買い物ができる制度です。
今回は、「定期購入するうえでの注意点」について述べていきます。
目次
定期購入で起こりがちなトラブル
①解約・休止ができない
定期購入の問題で、多く見られるのが解約手続きです。
1回のみの取引で解約できるところもあれば、〇回以上で解約の手続きが行えることがあり、なかには一定以下の取引で解約を希望すると、違約金を支払わなければいけないところもあります。
また、了承して定期を購入した場合でも、「商品が余ってしまった」「経済的に厳くなり続けることが難しい」といったことが起こってしまったとき、
「いつまで休止できるのか、いつまで申しでたらよいのか、休止できない場合どういう措置が取られるのか」
など、会社や契約商品によって異なるため、規約を理解し、金額の予測を立てて申し込みましょう!
②返品・返金ができない
やむを得ない事情やよほどのクレームでもない限り、自己都合による返品になる可能性は高いです。
自己都合による返品は、条件次第で、受付ができない場合があります。もしくは、返送料及び返金手数料は自己負担となる場合が多いので、注意が必要です。
③電話がつながらず、申し出ができない
国民消費者センターの相談事例では、「事業者と連絡がつながらず、解約手続きがとれない」といった相談も寄せられています。
いつでも解約可能と記載があるにも関わらず、電話が込み合っていてつながらない。
メールやFAXで解約の申し出をしようとしたが、「解約は電話のみの受付」となって対応されないケースもあります。
注文しようとする会社は、本当に信頼できる会社なのか調べることも大切です。
【トラブルに発展しないため…】規約を知って、定期購入を使いこなそう
- 安い金額に気を取られず、定期購入になっていないか
- 定期購入の規約や条件を理解する
- あらかじめ、金額の予測を立てておく
- 信頼できる事業者か調べる
上記の点を踏まえ、定期購入を申し込めば、トラブルを回避できる確率は高くなります。
消極的なことばかり述べましたが、定期購入は「長く続けて試したい」「いつも利用する商品なだから、在庫がなくなったら不安」といった方には大変おすすめです。
- 通常より、安い金額で買える!
- 在庫が切れる心配がない!
- 注文・買い出しする手間が省ける!
定期購入で失敗しないために、「安い!」だけで判断するのではなく、お届けの解約・変更が可能かをチェックし、ご自身の使用頻度に合わせた個数・金額を見極めることが大切です。